「ニワトリの心拍数速い」獣医師体験イベントで児童驚き ウシの心臓を顕微鏡で観察も

ニワトリの心臓の音を聴診器で聴く小学生(京都府福知山市・府中丹家畜保健衛生所)

 獣医師の仕事を体験する催しがこのほど、京都府福知山市の府中丹家畜保健衛生所であった。子どもたちは動物との触れ合いを楽しみながら、家畜の健康を守る取り組みを学んだ。

 畜産の魅力の発信や獣医師不足の解消につなげようと同所が行い、親子連れ約50人が参加した。

 白衣姿の子どもたちは、聴診器をニワトリと自分の胸に交互に押しあてて心拍数を比べたり、ウシの心臓の細胞を顕微鏡で観察したりした。鶏卵にライトを照らし中身を観察するコーナーでは、卵の中でひよこが動く様子をじっと眺めた。

 長岡京市の神足小6年の児童(12)は「ニワトリの心拍数の速さに驚いた。獣医師は動物の命を預かる責任重大な仕事だと実感し、少し興味を持った」と話した。

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