世界2大会で連続優勝、嘉手納町長に報告 ブレイキン・津波古さん、パリ五輪代表を目指す 沖縄

 【嘉手納】6月にカナダとスペインで開催されたブレイキン(ブレイクダンス)の世界大会で2大会連続優勝した読谷高校2年の津波古梨心(りこ)さん(16)=沖縄県嘉手納町=が7月24日、嘉手納町役場に當山宏町長を訪れ、大会の成績を報告した。津波古さんは「世界大会で初めて優勝できて良かった。次の大会でも優勝して結果を残したい」と前を見据えた。

 ブレイクダンスは2024年のパリ五輪で初採用される種目。強化選手に選ばれている津波古さんはパリ五輪代表を目指して、世界各国で開かれる大会に出場するため、世界を飛び回っている。9月にはポルトガルである世界大会に出場予定だ。

 2大会連続優勝について津波古さんは「世界大会に出ることが多くなり、経験値が上がった。緊張せず自分の力を出せるようになっている」とし、さらなる活躍を誓った。

 當山町長は「嘉手納からオリンピック選手が出るはずだ」と激励した。

(石井恵理菜)

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