柔道で川口さん近畿大会へ 和歌山県中学総体40キロ級で2位、串本柔道クラブ

 和歌山県中学校総合体育大会柔道競技がこのほど、橋本市であり、串本町串本の串本柔道クラブ立野道場に所属する川口真央さん=潮岬中学校3年=が女子40キロ級で2位に入り、6日に和歌山市である近畿大会に出場する。

 女子40キロ級には3人が出場して総当たり戦を行った。川口さんは1試合目に東和(和歌山市)の選手に一本勝ちしたが、切目(印南町)の選手に一本負けした。

 本年度から学校単位だけでなく、民間のクラブや団体からも出場できるようになった。立野道場からは川口さんのほか、女子70キロ級に古座中1年の杉本妃多希さんが出場した。

 川口さんは、昨年8月に道場が発足したのを機に柔道を始めた。それまでも柔道に興味を持っていたが機会に恵まれずにいた。週2回、道場で練習しているほか、串本中などでの練習にも参加。柔道ができる喜びをかみしめながら練習に取り組んでいるという。

 川口さんは「県大会で優勝して全国に行くことを目標にしていたので悔しい気持ちが大きい。近畿ではぜひ優勝したい。時間を無駄にせず練習に励みたい」と意気込みを語った。

 立野仁徳道場長(42)は「自分にできることを惜しみなく出し切ってほしい。頑張っている子が結果を出してくれるのはうれしい。サポートできるよう頑張っていきたい」とエールを送った。

 県中学総体の柔道では、ほかに男子個人55キロ級で串本中2年の藤本淳矢君が3位に入った。

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