2025年のアフリカ開発会議、横浜開催へ 8日にも閣議決定

会場となる見通しのパシフィコ横浜(資料写真)

 政府は2025年の第9回アフリカ開発会議(TICAD)を横浜市で開催する方針を固めた。8日にも閣議決定する。過去に3回、開催都市を務めた実績やアフリカ各国との継続的な交流や技術協力が評価されたとみられる。会場はパシフィコ横浜(西区)になる見通し。

 TICADは日本政府が国連や世界銀行などと共催してアフリカの開発課題を議論する大規模な国際会議。同市での開催は第4回(08年)、第5回(13年)、第7回(19年)に続いて4回目となる。

 山中竹春市長は昨年8月、チュニジアで開かれたTICAD8終了直後にアフリカ経済のさらなる可能性に触れ「アフリカの活力を横浜に取り込みたい」と4回目の誘致を表明。市会や神奈川県議会、経済界など関係団体が誘致推進協議会を設立し、開催機運を盛り上げてきた。

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