関電高浜1号機がフル稼働 国内最古、28日営業運転へ

関西電力高浜原発1号機(右)。左は2号機

 関西電力は5日、高浜原発1号機(福井県高浜町)が、原子炉の熱出力を100%に保つフル稼働の状態になったと発表した。最終検査を経て、28日に営業運転に入る見込み。1号機は1974年の営業運転開始から48年が経過し、国内で最も古い。

 関電は7月28日に1号機の原子炉を起動し、12年ぶりに稼働させた。翌29日に核分裂反応が安定して続く「臨界」に到達、8月2日に発送電を開始し、出力を徐々に上げていた。

 9月中旬には、運転開始から47年となる高浜2号機も再稼働予定。廃炉中を除いた関電の全原発7基が運転することになる。

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