【J1横浜FC】MF井上潮音「勝機はある」 6日、古巣の首位神戸戦 残留へエンジン再点火

神戸戦に向け調整する横浜FCの井上=1日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンター

 16位のJ1横浜FCは6日、ホームで首位神戸戦(午後6時半・ニッパツ)に臨む。約3週間の中断期間には守備に加えて課題の攻撃面でもイメージを共有。3日に26度目の誕生日を迎えたMF井上潮音は「難しい試合になるが勝機はある。そこをうまくついていきたい」と残留へ向けエンジンを再加速させている。

 頭のリフレッシュができたという。「目の前の試合に100%力を出し切ること。自分のパフォーマンスを上げながら勝たせられるようにと、メンタルをもう一度つくって練習に入った」。もがくチームの舵取り役。一度ギアをニュートラルに戻すことも重要だ。

 1試合平均得点は0.71でリーグワーストに沈む。FWサウロミネイロも移籍し前線の破壊力ダウンは否めない中、焦点はいかに決定機を増やすか。中断期間中の練習では四方田監督が時折映像を見せながら説明して共通意識を高めたという。

 練習試合での感触は上々で、「攻撃でいい形が出たところはあったので、自信にして次の試合に入りたい」と井上。残留に向けては守りを固めて勝ち点を落とさない戦いも重要で、「守備のところはセットプレーで2点取られたけど、流れの中での失点はなかった」と手応えを口にする。

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