Sareee&KAIRIの元WWE夢タッグ「1、2、3、ダー‼」で大団円、合体技&好連携で白星飾る

元WWEで5月に日本に復帰した女子プロレスラーSareeeが4日、自身の第2回自主興行「Sareee-ISM Chapter2」(東京・新宿FACE=観衆561人)で、KAIRIとの元WWEドリームタッグを結成。中島安里紗&彩羽匠組とのタッグ戦。27分38秒、Sareeeが中島を変形裏投げからの体固めで3カウントを奪った。

超満員の会場がひとつになった。アントニオ猪木さんへの尊敬の気持ちを込め、SareeeはKAIRIと一緒に「1、2、3、ダー‼」と拳を突き上げた。5月の第1回自主興行では橋本千紘との一騎打ちに敗れており、初めての大団円に笑顔を輝かせた。

猪木さんの「闘い」をテーマに掲げる大会のメーン。互いに闘志を前面に出す激しい攻防が繰り広げられた。序盤は相手組の打撃に苦しみ劣勢だったドリームタッグだったが、Sareeeは彩羽にコーナーからのミサイルキック連発、中島にはKAIRIと連続でコーナーからフットスタンプを落とし、絞め技と関節技の合体技を披露。最後は彩羽の蹴り技誤爆でダメージを負った中島をKAIRIのダイビングエルボーに続き、KAIRIが変形裏投げで仕留めた。

SareeeはSEAdLINNNG8・25後楽園大会で、中島が保持するSEAdLINNNG BEYOND THE SEA Singleベルトに挑戦する。復帰後初のタイトル獲得へ前哨戦を制し「私がベルトを巻くところ必ず見に来て下さい」とリング上から宣言。「女子プロレスがもっと輝くよう、私が輝かせてみます。私についてきて下さい‼」と誓った。

コロナ禍とWWE入団が直面したSareee、コロナ禍を機に退団したKAIRI。タッグ初結成にKAIRIは「私たちはアメリカに遊びに行ったわけではない。アメリカのプロレスを学びながらも、日本のプロレスも愛している。エルボーの打ち合いとかはアメリカにはないからね」と刺激を受けた様子。Sareeeは「ぜひ次は対戦できたらうれしい」とラブコールを送っていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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