お盆向け 玉野で小菊の収穫本格化 鮮やか黄、白、赤…咲きそろう

お盆を前に清楚な花を咲かせる小菊=玉野市用吉

 切り花の需要が高まるお盆に向けて、小菊の収穫が玉野市で本格化している。酷暑に負けず鮮やかな黄、白、赤色の花が咲きそろい、栽培農家が出荷作業に励んでいる。

 同市の生産者7人でつくる「玉野小ギク研究会」の大賀真一会長(74)=同市=は約8アールで約3千株9千本を栽培。3月下旬に苗作りを始め、畑に植え付けた後は、夜間に4時間光を当てる電照栽培で開花期を調整してきた。

 「今年は虫害も少なく、葉も青々と元気に育った」と大賀会長。同市の小菊が集まる「道の駅みやま公園」(同市田井)の物販施設・みどりの館みやまによると、例年8月は墓参用などに切り花が1万束以上売れるという。

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