子育て施策で国会議員と意見交換 岡山市長や市議、市政懇談会臨む

県関係国会議員と意見交換した岡山市政懇談会

 岡山市は5日、国への要望などを岡山県関係国会議員に伝える市政懇談会を市内で開き、市が力を入れている子育て支援や教育施策を中心に意見交換した。

 国会議員は衆参4人(自民3人、公明1人)が出席。市側は大森雅夫市長や幹部職員、市議が臨んだ。

 市側は10月から市の予算で始める子ども医療費助成の拡充について紹介した上で、市長が「本来は国として一律にやるべきだ。国単独が難しければ国、県、市で一緒に取り組む体系を構築する必要がある」と訴えた。

 国会議員からは放課後児童クラブの充実や不登校児童へのサポート強化を求める声が上がった。これに対し、三宅泰司教育長は特別教室などを活用して放課後の子どもを受け入れている取り組みや、国が増設を目指す「不登校特例校」の設置に向けた視察などの対応を説明した。

 政令指定都市を道府県から独立させる「特別自治市」実現の提言などもあった。

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