王者シティとのコミュニティシールドに挑むアルテタ、「基準が何か、勝つためにどうすればいいかは理解している」

[写真:Getty Images]

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・シティとのコミュニティ・シールドに向けて意気込みを語った。クラブ公式サイトがスペイン人指揮官の会見コメントを伝えている。

昨シーズンのプレミアリーグで2位と躍進を見せたアーセナル。今夏の移籍市場ではMFデクラン・ライス、MFカイ・ハヴァーツ、DFユリエン・ティンバーと各ポジションに有望な若手を補強し、20シーズンぶりのリーグ優勝を目指すとともに久々のチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に臨む。

イングリッシュフットボールの開幕を告げる一戦では、昨季熾烈なリーグタイトル争いを演じたペップ・グアルディオラ率いるチームと対戦。試合自体はプレシーズンマッチの延長に近いものだが、アーセナルにとってはさらなる飛躍を目指すシーズンの試金石となるはずだ。

アルテタ監督は6日に聖地ウェンブリーで行われる一戦に向けた公式会見で、シティ戦への思いを語っている。

「決勝戦をプレーし、素晴らしいチームと対戦してトロフィーを獲得する機会を得られることにとても興奮している。彼らは昨シーズンのヨーロッパで最高のチームだった。そして、我々は基準が何か、試合に勝つためにはどうすればいいかを理解している。ただ、とても興奮しているよ」

「今シーズンはあらゆるコンペティションでトロフィーを目指して戦い、クラブとしてあらゆるコンペティションでベストを目指す。我々は昨年やったことが何かを証明しなければならないが、最大のトロフィーと我々が望んでいたトロフィーを獲得するには十分ではなかった。我々はより良くならなければならない。そして改善のために日々努力し、より良い意思決定をし、より良いプレーをする。それで初めて試合に勝つ資格を得る。結局のところ、結果は自ずとやってくるものだ」

先日にリバプールのユルゲン・クロップ監督は、シティがタイトルに挑戦できる唯一のチームとのコメントを残していた。アルテタ監督はその意見に概ね同調しながらも、王者撃破への意欲を示している。

「私はその意見を尊重する。彼らは何年にもわたって一貫性を示しており、彼らのやってきたことは誰もが尊敬するに値する。そのチャンピオンシップに挑戦したいのであれば、必要な合計ポイントを理解しているはずだが、これはこのリーグでは過去100年間前例にないことだ。それが標準であり、そこに入りたいのであれば、何をしなければならないかは分かっている」

「(前回対戦では)試合が我々が望まない形で始まり、どの局面でも彼らの方が優れていた。彼らは疑いの余地なく試合に勝つに値した。したがって、日曜日にトロフィーを獲得するには、当時よりもはるかに優れていなければならないことは確かだ」

「(シティは近年の対ビッグ6で唯一勝利がないチーム)我々がやる時が来たね!」

また、最新のチームニュースに関しては、ヒザを手術したFWガブリエウ・ジェズスを除き全選手が起用可能との見通しを明らかにしている。

「今日のブカヨ(・サカ)の体調はずっと良かったし、他の心配はないと思う」

「(ジェズスは)元気だよ。明らかに彼はとてもがっかりしていたが、気分は良くなっている。誰も予想していなかったこの問題が発生したため、そこで少し手順を実行する必要があった。残念ながら、それが最善の策であり、できるだけ早く行うのがベターだった。我々は決断を下し、彼がすぐに戻ってくることを願っている」

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