高校対抗のeスポーツ大会「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2023」フォートナイト部門が5日、都内の東京タワー RED TOKYOで行われ、高１コンビのチーム「江別」が全45チームの頂点に立った。
最後はとにかく祈った。「江別」は5試合を終えて、順位とエリミネート（撃破）の合計ポイントで1位だったが、最終戦、序盤でまさかの脱落。3位チームが最終戦を取り、リードを守れたか微妙な状況に不安がつのった。優勝チーム発表の瞬間、大会にゲストとして参加したお笑いコンビ・アルコ＆ピースの平子祐希が、「江別」の名を呼ぶと２人は安堵（あんど）の表情を浮かべた。佐藤ぱりある（15）は、ポイント集計の待ち時間の心境について「ずっとドキドキでした」と吐露。高校１年生のCOR NAETOR 7（16）も「めっちゃうれしい」と話した。
最終戦を前に254ポイントで、2位と31ポイント差、3位と102ポイント差の1位につけていた江別。最終戦は2位「N高」とのデッドヒートが予想されたが、共に序盤で脱落する予想外の展開。会場に集まった多くの観客がざわついていた。撃破された瞬間について、佐藤ぱりあるは「終わったなあ」と、COR NAETOR 7も「マジ終わったなと思った」と振り返った。結果は、最終戦を取った「ルネサンス」とわずか5ポイント差での優勝だった。
4年ぶりにオフラインで開催された同大会。過去最高の7000人超がエントリーし、この日は全国7地区でのブロック代表決定戦を勝ち抜いた45チーム（各2人）が出場。アジア大会の優勝経験者であるZAZI、Zagouも参加したハイレベルな大会を高1コンビが下克上で制した。ぱりあるは「アジアのチャンピオンに勝ったのがすごくうれしいです」、CORNAETOR 7は「応援してくれた親に伝えたい」とそれぞれ感想を語った。
（よろず~ニュース・松田 和城）
