豊岡で39.4度 23年ぶり兵庫県内の最高気温記録を更新 14地点で35度以上の猛暑日に

最高気温39.4度を記録した豊岡市。メインストリートの大開通りでは「逃げ水」の現象も見られた=5日午後、同市中央町(撮影・小日向務)

 兵庫県内は5日、各地で気温が上がり、豊岡市で午後2時12分に39.4度を記録、県内の観測史上最高気温を23年ぶりに更新した。神戸地方気象台によると、これまでの県内最高は同市で2000年7月22日に観測した39.3度だった。

 同気象台によると、台風6号や太平洋高気圧の影響で、豊岡市周辺では暖かく湿った空気が山を越えて乾燥、高温化する「フェーン現象」が起きたとみられる。同市の5日の気温は全国で3番目に高かった。

 このほか、5日は西脇市38.0度、丹波市と三田市37.6度、淡路市37.0度、神戸市36.0度など、県内20観測地点のうち14地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。

 6日の予想最高気温は豊岡市37度、神戸市34度で、引き続き熱中症への警戒が必要となる。(上田勇紀)

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