岡山城一帯で烏城夏まつり始まる ライトアップは神秘的ムード

岡山学芸館高和太鼓部によるステージ演奏

 夏のおかやま桃太郎まつりのイベント「烏城夏まつり」が5日夕、岡山城(岡山市北区丸の内)一帯で始まった。幻想的なライトアップのほか、和太鼓や踊りのステージなど多彩な催しが繰り広げられ、家族連れらでにぎわった。6日まで。

 天守閣南側の下の段広場では日本氷彫刻会のメンバーがタンチョウをモチーフにした氷の彫刻を公開制作。岡山学芸館高和太鼓部による演奏や、忍者姿で踊るパフォーマンスなども披露され、観客の目を楽しませた。

 同広場西側の石垣沿い約100メートル区間の「烏城夢幻の路(みち)」では日没後、辺り一面をシャボン玉とスモークが覆い、幾筋もの青い光に反射して神秘的な空間を演出。会場にはホルモンうどんやクラフトビールなど約20の屋台も並び、人気を集めた。

 家族で訪れた保育士(39)=同市=は「涼しげなライトアップが夏の夜にぴったり。いつもと雰囲気が違う岡山城も魅力的ですね」と話した。

 6日も午後5時~9時に行う。岡山県や岡山市などでつくるおかやま桃太郎まつり運営実行委主催。

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