台風で献血停止 血液700人分不足 赤十字、協力呼び掛け

 台風6号の影響で県赤十字血液センターの移動献血などが停止したため、約700人分の輸血血液が不足している。4日午前には、那覇市のくもじ献血ルームのみ業務を再開したが、台風の再接近により午後は休止した。同センターによると、献血ルームは5日は閉所したが、6日は午前9時から午後4時まで、成分献血のみを受け付ける。献血はコロナ禍の緊急事態制限中でも業務が継続されるほど重要視されており、県内では1日約150人分を必要としている。

 台風6号により、献血の中止期間は過去に例がないほど長期化しているため、同センターの献血推進課の又吉宏樹主事は「台風後には、くもじ献血ルームや移動献血に協力してほしい」と呼び掛けた。 (嘉陽拓也)

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