ものづくりの魅力を知ってもらう親子体験講座が5日、茨城県日立市城南町の県立日立工業高で開かれた。近隣の同市立助川小児童と保護者計7人が参加し、同高教員や実習助手の指導を受けながら、葉脈を使ったしおりとハーバリウム作りに挑戦した。
講座は今年で2回目。しおり作りでは参加者が軟らかくした葉の葉脈だけを残して色付け。色画用紙と組み合わせてカラフルなしおりに仕上げた。ハーバリウムは親子で相談しながら好きなドライフラワーを選び、瓶に入れて専用オイルを注いだ。
母親と参加した小学6年の斎藤妃那さん(11)は「ハーバリウムの花の色選びが難しかった。頑張ってきれいなものが作れた」と笑顔を見せた。同高の西野守郎校長は「体験講座などを通して、地域とのつながりを深めていきたい」と話した。