「とても優れた日本のチームに出会えた」なでしこに敗れW杯敗退のノルウェー監督、プラン通りに展開も最後を悔やむ「カウンターのスペースを与えた」

[写真:Getty Images]

ノルウェー女子代表のヘゲ・リーセ監督が、なでしこジャパンとの試合を振り返った。ノルウェー『NRK』が伝えた。

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5日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のラウンド16が行われ、日本とノルウェーが対戦した。

共に1度優勝経験があるチーム同士の対決。試合は、ノルウェーがブロックを引いて守備的に戦い、日本がポゼッションして崩していくという展開となる。

日本は攻め込むもなかなかゴールを割れず、ノルウェーは守りながらもしっかりと対応してペースを掴んでいくかと思われたが、15分に宮澤ひなたのクロスに足を出したところでオウンゴールとなり、日本が先制する。

しかし、ノルウェーも特徴を出して反撃。20分にはグーロ・レイテンがクロスに合わせて同点に追いつく。

プラン通りの形で試合を元に戻したノルウェーだったが、50分に清水梨紗にゴールを許し勝ち越されると、前がかりになった81分には日本にカウンターを許してしまい、得点ランキングトップの宮澤にダメ押しのゴールを許し、3-1で敗れてしまった。

前回大会はベスト8まで行ったチームだったが、ベスト16で敗退。試合前から日本を警戒していたリーセ監督だったが、試合後にはプラン通り戦えていたものの、カウンターで結局はやられたと振り返った。

「とても残念。試合の展開がこうなることは分かっていた。守備的にもチームとしても長い時間持ち堪えていたけど、私たちにとっては困難を強いられてしまった」

「私たちはそこで最後にトライし、いくつかチャンスを掴んだけどカウンターのスペースも与えてしまった。それはリスクだった」

失意の敗退となったノルウェーだったが、リーセ監督は出し切ったとコメント。日本が素晴らしいと改めて称えた。

「他の選手たちならできるとは思えない。今日はできる限りのことをして、最後にチャンスを掴み、試合がこうなることも分かっていた」

「ただ、それは流動的なチームにあるわずかな差であり、私たちはとても優れた日本のチームに出会うことができた」

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