数十年に1度しか開花しないとされる花で、リュウゼツランの一種「アガベ・アングスティフォリア マルギナータ」が、兵庫県淡路市の淡路夢舞台にある展望テラス「山回廊」で薄黄色の花を咲かせた。あと1週間ほどは楽しめるという。
運営会社「夢舞台」によると、6月ごろから茎が伸び、7月下旬に花が咲き始めた。2000年の開業以来、初めての開花になる。
手入れや水やりはせず、自然に育ったといい、現在は約4メートルまで成長した。花が枯れると、茎が倒れ、その付近にまた新しい芽が出るという。
同社の近江啓業務推進部長(50)は「写真で見比べると、成長の速さに驚く。開花する貴重なタイミングを見られてうれしい限り」と笑顔。訪れた人に開花まで数十年かかることを伝えると「すごい」という声が上がっているという。
淡路夢舞台TEL0799.74.1000 (古田真央子)