全休の貴景勝、夏巡業に合流 秋場所かど番、膝は快方へ

霧島(右)と取り組む貴景勝=仙台市

 大相撲の夏巡業は6日、仙台市で行われ、名古屋場所を両膝の故障で全休した大関貴景勝が合流した。7度目のかど番で迎える秋場所(9月10日初日・両国国技館)に向け「万全な状態にするために休場した。膝は良くなっている。選択が間違っていなかったと言えるようにしないといけない」と心境を語った。

 朝稽古では四股などの基礎運動で汗を流し、患部にテーピングを施さず大関霧島との取組をこなした。6日は米軍による原爆投下から78年の「原爆の日」であることに触れ「自分たちは平和な世の中で相撲ができている。先人に恥ずかしくないように生きたい」と語った。

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