帰ってきた夏の風物詩 三田の夜空に2500発の大輪、鮮やかに彩る フィナーレは武庫川の桜イメージ 兵庫

三田の夜空を彩る花火=三田市川除から

 第44回三田まつり(実行委員会主催、神戸新聞社など後援)が5日、三田市総合文化センター・郷の音ホール(兵庫県三田市天神1)を主会場に開かれた。市役所前の「風の広場」と合わせて2会場での開催と、花火の打ち上げは、コロナ禍を経て4年ぶり。4年前の7万5千人を大きく上回る8万3千人(主催者発表)でにぎわい、三田の夏の風物詩が本来の姿で帰ってきた。(尾仲由莉)

 4年ぶりとなる2500発の花火が、三田の夜空を鮮やかに彩った。

 まつりが復活した昨年も、花火大会は実施を見送られ、市民らが再開を待ち望んでいた。今回、打ち上げ場所は城山公園陸上競技場(三輪)に変更された。

 午後8時、まつり会場に集まった市民らのカウントダウンで最初の花火が大輪を咲かせた。その後約30分間に、市民から寄せられたメッセージに合わせた花火や、三田の里山が見せる四季折々の表情を色の変化で表現した新作花火などが次々と打ち上がった。最後は武庫川に咲き誇る桜をイメージした花火で締めくくられ、会場から拍手が巻き起こった。

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