【浦和】STVV移籍決断の鈴木彩艶「マンチェスター・ユナイテッドからオファーあった」│スピーチ全文

「世界のピッチで浦和人としての誇りを胸に戦ってきます。約11年間、本当にありがとうございました。いってきます!」

[J1 22節] 浦和 0–0 横浜FM/2023年8月6日19:00/埼玉スタジアム2002

J1リーグ22節、浦和レッズは昨季王者の横浜F・マリノスを相手に、数多くのチャンスを作ったもののゴールネットを揺らせずスコアレスで引き分けた。

この日にベルギー1部シント=トロイデンVVへの1年間の期限付き移籍が発表されたGK鈴木彩艶が試合後、サポーターにあいさつを行い、「世界のピッチで浦和人としての誇りを胸に戦ってきます。約11年間、本当にありがとうございました。いってきます!」と決意を示した。また、その後のメディア対応では、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからもオファーがあったと明かしたが、カメルーン代表GKアンドレ・オナナの獲得も決まるなか、まだそこで戦うレベルにはないが、「高いレベルで、競争して試合に出続けることを目標に」と今回の決断に至ったと語った。

鈴木の試合後のスピーチ全文は次の通り。

「正直、このクラブを離れる時は、このピッチで守護神としてゴールを守り、タイトルを獲得してからと目標を掲げてきました。それを達成できず、非常に悔しく思います。

しかし、この大きなクラブで約11年、たくさんのスタッフ、選手、ファン、サポーターの皆さんに支えられ、サッカー選手としてはもちろん、人としても大きく成長できたと思っています。

今回この決断を下すにあたり、非常に悩みました。

しかし自分はピッチの上でどのように表現できるかがとても大事だと思いました。最後は覚悟を持って、この移籍を決断しました。この移籍が良かったと思ってもらえるように、世界のピッチで戦ってきます。

そしてアカデミーの選手たちの目標となれるよう、目標となり続けられるように戦ってきます。いま浦和レッズはリーグタイトル獲得に向けて、とても大事な時間を過ごしています。

引き続きのサポートとともに、少しでも僕を気にかけてくれたら嬉しいです。

いつかこのクラブで、このピッチで、エンブレムをつけて、今日まで達成できなかった目標を再び追いかけられるように、世界のピッチで浦和人としての誇りを胸に戦ってきます。

約11年間、本当にありがとうございました。いってきます!」

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