台風6号は6日（日）午後10時には奄美市の南東にあって、ゆっくりした速さで東へ進んでいる。沖縄地方では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水・河川の増水や氾濫・暴風・高波に警戒し、奄美地方や九州南部では、土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水や氾濫・高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要だ。奄美地方や九州南部では7日（月）夜にかけて、引き続き線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。
　台風はこの後も奄美大島の東をゆっくり東へ進み、7日（月）は進路を次第に北よりに変えて、やや発達して8日（火）には屋久島の南を北上する見込み。その後、9日（水）には九州にかなり接近するおそれがある。

暴風・高波

　奄美地方では、8日（火）にかけて非常に強い風が吹き、大しけが続く見込み。また、九州南部では8日（火）にかけて非常に強い風が吹き、7日（月）にかけて大しけとなり、8日（火）は猛烈にしける予想だ。沖縄地方では7日（月）にかけて、非常に強い風が吹き、8日（火）にかけて大しけとなる見込み。暴風に警戒し、うねりを伴った高波に厳重な警戒が必要だ。

大雨・雷・突風

　台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方や奄美地方、九州南部、四国地方では7日（月）にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水や氾濫に厳重に警戒するとともに、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。

　西日本から東日本の太平洋側では、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、台風が近づく前から断続的に非常に激しい雨が降り、南東斜面にあたる地域では総雨量が多くなるおそれがある。

高潮

　台風の影響と大潮の時期が重なるため、奄美地方では7日（月）にかけて潮位が高くなる所がある。8日（火）以降は、西日本でも潮位が高くなる所がある予想だ。高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水にも注意。