ショパール アルパイン イーグル ラージ「高峰の鷲」【今週の逸本 Vol.210】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は老舗ブランド・ショパールから、ラグジュアリースポーツウォッチの『アルパイン イーグル ラージ』をご紹介しよう。

CHOPARD
時計職人のルイ・ユリス・ショパールが、1860年に創業した時計ブランド・ショパール。ブランドが培った技術力は後年ジュエリーの製造でも発揮し、現在は時計とジュエリーの2本柱で展開している。リシュモンやLVMHなどのグループには所属せず、160年以上もの間、独自の世界観を貫いている稀有なブランドである。

猛禽類の頂点・鷲の名を冠するタイムピース

時計界のなかでも老舗ブランドとして知られるショパール。当連載ではショパールのL.U.Cコレクションから「 L.U.C XPS 」をご紹介したことがある。同モデルはクラシカルな装いで、フォーマルなシーンに最適な1本であった。

今回セレクトしたのは、L.U.Cとは対照的なラグジュアリースポーツモデル。ショパールブランドの中でも1、2を争う人気を誇る『アルパイン イーグル』だ。

アルパイン イーグル ラージ

ラグジュアリースポーツモデル(以下ラグスポ)とは、スポーツウォッチでありながらもドレッシーで高級感のあるモデルを指す。「ラグスポ」の定義は明確には決められていないが、ブランド毎に細かな違いあるものの、ケースからシームレスでつながるブレスレットや特徴的なベゼルなど共通項も多い。

『アルパイン イーグル』はラグスポを地でいくモデルであり、同ジャンルの中でも非常に人気のあるモデルといえる。

ベゼルに配置された美しい並びのビス。これもラグスポならでは

本モデルで真っ先に目がいくのは、独特な地の文字盤だろう。サンバースト装飾を施した文字盤は“鷲の目の虹彩”をイメージしたもので、中央から渦巻くようなデザインにより、どこから見ても美しい輝きを放つ。

Ⅻ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅸ以外のインデックスはバーで、いわゆる飛びローマ(ローマン)表記となる。秒針のカウンターウェイト(根の部分)が鷲の羽形状になっているのにも注目したい。

ケースからシームレスに伸びるブレスレット。中央の盛り上がりはアルプスの山をイメージしたもの

ケースから流れるように繋がったブレスレットも『アルパイン イーグル』の特徴の一つ。ブレス形状はまるでキャタピラのようなデザインで、中央の立体的なパーツは鷲のビオトープ(生息地)であるアルプスの山をイメージしたもの。※モデル名の「アルパイン」は「アルプスの〜」という意味。

裏にはコマの調整用ビスがあり、装着時にはビスが見えないように配慮されている。

60時間のパワーリザーブを誇るキャリバー01.01-C

ムーブメントには、クロノメーター認定を取得した完全自社製の自動巻ムーブメント・キャリバー01.01-Cを搭載。その美しい造形はシースルーバックから楽しむことができる。

CHOPARD
アルパイン イーグル
ラージ
品番:298600-3002
素材:ステンレススチール
サイズ:縦41㎜×横41㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:グレー
販売価格:1,450,000円(税込)※国内正規USED品
参考定価:1,910,000円
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、国内正規保証書(2020年7月)、クロノメーター証書等が付属
※価格は2023年8月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

文字盤の仕上げやブレスレットの造形が、他ラグスポモデルとは一線を画している『アルパイン イーグル』。同ジャンルのなかでも、かなり売れ筋の時計といえます。

もともと人気はあったのですが、韓国ドラマの『愛の不時着』でヒョンビンが着用したことでも話題になり、さらに人気に火がつきました。

2023年8月現在、当店には今回ご紹介したモデルに加え、ブルー文字盤のモデルもございます。どちらもご着用いただけますので、ぜひこの機会にご来店ください。

腕時計に関する記事はこちらから

[腕時計 - dino.network]

© 株式会社リボルバー