テイラー・スウィフト、粋な計らいで「Death By A Thousand Cuts」をLA公演で再び披露

現地時間2023年8月5日、テイラー・スウィフトが、米LAのSoFiスタジアムで行ったコンサートのサプライズ・ソングのセクションで、『ラヴァー』からの代表曲「Death By A Thousand Cuts」を披露した。

テイラーの選曲は、この公演に足を運んでいた映画監督/脚本家のジェニファー・ケイティン・ロビンソンにとって喜ばしいサプライズとなったようだ。俳優のサラ・ミシェル・ゲラーを含むロビンソン監督の友人たちは、テイラーがこの曲をパフォーマンスしていることに気づいた監督が大興奮する瞬間を撮影し、インスタグラムに共有した。テイラーが【The Eras Tour】で「Death By A Thousand Cuts」を演奏するのは2度目で、アコースティックのサプライズ・セクションで複数回演奏したごく少ない曲の1つとなった。テイラーは通常、最初にサプライズ・ソングを披露した際に演奏を失敗した時だけ、曲を繰り返し演奏している。

テイラーはこの曲が、ロビンソン監督による2019年のロマコメ映画『サムワン・グレート ~輝く人に~』にインスパイアされたものだと明かしている。彼女は当時、「私はただ、彼女が私の作品を聴きながら作った作品をもとにこの曲を書いただけで、それは自分に起こった中で最もメタなことでもあります」と語っていた。

ジーナ・ロドリゲスが主演し、2019年にNetflixで配信された映画『サムワン・グレート ~輝く人に~』は、9年間の交際を経て関係を終わらせるカップルの物語だ。「主人公が終わらせたくない関係を終わらせなければならないという内容の映画です。彼女はまだ相手を愛しているけれど、二人の間には距離が生まれ、彼は嫌な人ではないから」とテイラーは説明し、「実際にありうることなので悲しいです。時間が過ぎて、お互い違う人間になってる。それって一番悲惨なことだから」と続けていた。

ロビンソン監督は過去に、テイラーのアルバム『1989』が“テキーラのボトルと温かいハグをしてくれる親友のように”寄り添ってくれたと語っており、「失われた愛の後の再生を歌った“Clean”に最も安らぎを感じた。それは私と“サムワン・グレート”にインスピレーションを与えてくれた」と述べていた。

テイラーは、SoFiスタジアムで予定されている6公演のコンサートのうち3公演を終えている。次の公演は現地時間8月7日に開催される。

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