弓道男子団体、黒沢尻工が準V 全国高校総体

男子団体で準優勝した黒沢尻工。所作などが評価され、技能優秀賞を受けた

 【北海道総体取材班】全国高校総体(インターハイ)は6日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナで弓道の男子団体(20射)が行われ、黒沢尻工が準優勝した。県勢の表彰台は2011年に本県などで開催された北東北インターハイで男子団体を制した福岡、準優勝の福岡工以来12年ぶりとなった。

 団体決勝トーナメントは32校で争われ、5人が4射ずつ矢を放ち、計20射で的中数を競った。黒沢尻工は佐藤優成主将、小野寺崇太、川崎隆太、菊地千翔(ゆきと)、藤田琉基(いずれも3年)と白畑空大(そら)(2年)の6人で挑み、メンバーを入れ替えながら勝ち進んだ。

 準々決勝は坂戸西(埼玉)と13-13で並び、競射を5-4で制した。準決勝は豊橋商(愛知)を13-8で退けた。決勝は南陽工(山口)に13-16で敗れ、12年ぶりの県勢優勝はならなかったが、9年ぶりのインターハイ出場で日本一に迫る好成績だった。

© 株式会社岩手日報社