エアコン使っていても…車運転中の熱中症に注意 福井県警が呼びかけ、事故や免許取り消し事例も

 福井県内で猛烈な暑さが続く中、福井県警はドライバーに対し、車内でエアコンを使っても熱中症になる可能性があるとして、体調に異変を感じたら運転を控えるよう注意を促している。過去には、熱中症で意識がもうろうとした状態になったドライバーが人身事故を起こし、免許取り消し処分となったケースがあった。

 県警によると、炎天下に駐車した車内温度は50度を超えることがあり、エアコンをつけても快適な温度になるまで時間がかかる。運転中、直射日光を浴び続けることで体に熱がこもり、気づかないうちに脱水症状になる恐れがある。

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 県警は8月1日、「X(旧ツイッター)」で運転中の熱中症警戒情報を配信。適度な休憩と水分補給、冷却シートなどの熱中症対策グッズの活用などを呼びかけている。

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 病気などで正常な運転ができない恐れがあるのに運転したと判断されると、「過労運転等違反」として違反点数は25点。熱中症でも適用されるケースがある。即免許取り消し処分となり、再取得できるまでの「欠格期間」は2年。

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