少年フットサル 初めての全国大会出場に気負いなし、リノスFC U-12が上位を目指す 【大分県】

クラブ初となる全国大会への切符を手にしたリノスFC U-12。明日から開催されるJFA全日本U-12フットサル選手権大会では上位を目指す。西村竜司監督は、「全国では全てがワンランク上の相手と対戦する。その舞台に立てることが子どもたちの成長につながる。どんな結果になっても、いい経験になる。普段通りのプレーができるようにコートに送り込みたい」と気負いはない。

県予選では予選リーグから持ち味を発揮した。前線からの攻撃的な守備でボールを奪い切った。そこから一気にゴール前に持ち込み、次々と得点を重ねた。キャプテンの赤石昂輝(6年)が「練習の成果が出た。チームワークで崩す形を出せた。得点すると盛り上がり、チームの雰囲気が良かった」と話すように、決勝トーナメントでも勢いそのままに、一気に頂点に立った。

基礎技術の徹底が攻撃力を生み出した

攻撃の軸となった三浦健(6年)は、「チームが一つになった。相手を思うように動かし、パスやドリブルでGKと1対1になる場面をつくれた。最後まで声を出してやり切った」と胸を張った。好セーブを連発して、相手の決定機を阻止した乗冨璃星(同)は「みんな集中していた。粘り強く守れた」と振り返った。

全国大会に向けて、仕上がりはいい。西村監督は「僕が一番緊張しているが、子どもたちは県予選の時と同じで自信に満ちあふれている。何かやってくれそうな感じがある」と好感触を口にした。「全国でもすごいと言われるようなプレーをしたい」(三浦)。チームにはポジティブな空気が流れている。

初めての全国大会に挑む

(柚野真也)

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