アダム・スコットは「63」もプレーオフに届かず ジャスティン・トーマスも9年連続進出を逃す

ジャスティン・トーマスは9年連続進出に届かず※撮影は4月「マスターズ」

◇米国男子◇ウィンダム選手権 最終日(6日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70)

次週から始まるプレーオフシリーズ(以下PO)進出をかけ、レギュラーシーズン最終戦が終了。ルーカス・グローバーが今大会の優勝で、今大会終了後のフェデックスカップランキング予想は112位から49位にジャンプアップする見込み、滑り込み出場を決めた。

昨年までフェデックスカップランキング上位125位まで出場できたPO初戦は、今季からトップ70に絞られた。全3試合のシリーズは70人→50人→30人と出場選手が絞られて行くが、今回は例年エリートフィールドに名を連ねてきた2人が出場切符を逃した。

ツアー15勝のジャスティン・トーマスはランキング79位で今大会入りし、通算11アンダー12位とPO進出が見込める4位タイに食い込めず、ランキング71位になる見込み。9年連続の進出を逃した。トーマスは2021-22年シーズン「全米プロゴルフ選手権」でのメジャー2勝目が直近の優勝。今季は出場19試合でトップ10は3度に留まっていた。

アダム・スコットも進出を逃した※撮影は7月「全英オープン」(撮影/村上航)

2007年にフェデックスカップのシステムが導入されて以降、POに出場してきたアダム・スコット(オーストラリア)は、最終日に「63」の猛チャージを見せて通算12アンダー7位でフィニッシュしたが、ランキングは81位から72位への上昇にとどまり、こちらもPO進出に届かなかった。

スコットは「プレーオフに出続けるためではなく、勝つためにプレーしなければ。どんな大会においても、より力を高めるために何をすべきか、考えるいいチャンスになると思う」とコメント。ホールアウト後のインタビューでは、「(プレーオフを逃したら)毎年必ず出ている、日本オープンに出場するつもり」と話した。

今大会予選落ちの松山英樹は、ランキング予想では56位から57位にダウン。与えられるポイントがレギュラーシーズンの4倍となるPOで、10年連続の最終戦「ツアー選手権」進出に向けトップ30入りを目指す。

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