忍者に変身! 手裏剣や忍術体験 岡山城で催し 子どもらなりきる

手裏剣を的に当てるゲームを楽しむ子どもたち

 岡山城(岡山市北区丸の内)で今月末まで開催中の「夏の烏城灯源郷」に合わせ、体験型イベント「忍者屋敷」が7日、同城不明門(あかずのもん)で始まった。子どもらは忍術体験や手裏剣投げができるブースなどで忍者になりきって楽しんでいる。27日まで。

 会場は、壁の一部や掛け軸の裏に隠し扉が設けられるなど「忍者屋敷」ならではの仕掛けが盛りだくさん。背景の石垣と同じ模様の布を使った「隠れ身の術」などの忍術を体験できるブースでは、子どもらが黒装束を身に付けて忍者気分を味わい、笑顔で写真に収まっていた。

 ゴム製の手裏剣を投げて的に当てるゲームもあり、観光で家族と訪れた女子大学生(21)=大阪府堺市=は「手裏剣がうまく飛ばずに苦戦した。さまざまな忍術があり、本当にこんなことができるのかと驚いた」と話した。

 忍者は岡山城でも歴代城主に仕えていたとされ、地面にまく「撒菱(まきびし)」や手裏剣といった忍具約10点も展示している。

 午前10時~午後9時(入場は同8時半まで)。天守閣の入場料(一般400円、小中学生100円)が必要。岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委主催。問い合わせは岡山城管理事務所(086―225―2096)。

背景の石垣と同化する「隠れ身の術」体験で楽しむ家族連れ

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