加茂代替え花火/岡山・津山市

元気を出していきましょう。岡山県津山市加茂町桑原で14日、新型コロナウイルスの影響で中止になった「かもの夏まつり」の代わりに、地元青年有志がサプライズ形式の花火を打ち上げ、5分間にわたり真夏の夜空に大輪の花が咲いた。
日本一遅い時間に始まるといわれる同まつりの花火の時間、午後9時50分になると、65発が次々と打ち上げられ、夜空を焦がした。加茂町中原の会社員・小林賢典さん(42)と見上げた息子の加茂小1年・大隼君は「大きな音にびっくりして外に出たらきれいな花火が上がっていて驚いた。この花火でコロナが早くなくなるといいのにね」と話していた。
有志の一人の30代会社員男性は「昭和30年代から続くなつまつりの伝統が1年でも途切れるのはさびしかった。見た人が少しでも明るい気持ちになってくれたらうれしいですね」と語った。

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加茂町桑原で打ち上げられたサプライズ花火

© 津山朝日新聞社