脱炭素へ三菱商事と連携 北海道・千歳、産業振興も

北海道千歳市で協定を締結した横田隆一市長(左)と、三菱商事の久我卓也常務執行役員=7日

 北海道千歳市と三菱商事は7日、脱炭素の推進に向け連携協定を締結した。同市では次世代半導体の国産化を目指すラピダスが工場建設を予定しており、再生可能エネルギーによる電力供給を計画するほか、工業団地やオフィス街の整備についても協力し、産業振興を図る。

 両者は協定に基づき、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速や、物流、交通インフラの課題解決などに取り組む。

 千歳市の横田隆一市長は同日、記者会見し「市民や行政、民間業者が一体となって脱炭素の取り組みを進めていきたい」と強調。三菱商事の久我卓也常務執行役員は「千歳市は再エネ発電の適地が多く、高い潜在性がある」と話した。

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