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ヤマハ マジェスティSの車種プロフィール
日本での初お披露目は2013年のモーターサイクルショー。スポーティな外観に加えて155ccという扱いやすそうなエンジンが注目された。同時期にラインナップされていた250ccの「マジェスティ」が豪華装備と快適性を重視した高級スクーターという立ち位置を確立する一方で、このマジェスティSはコンパクトなエンジンとボディを活かしたスポーティさを前面に押し出したモデルだった。タンデムや高速道路走行もこなせる使い勝手のよさも多くのライダーから支持された。
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バイクインプレ
車両の特徴
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車体が非常にコンパクトで、145kgと軽量のため取り回しはスムーズ。
シート下の容量は32Lで250ccクラスと比較するとやや小ぶりだが、ラゲッジスペース全体に深さが確保されているため、数値以上に広さを感じる。
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タンデム用にヘルメットホルダーが2個用意されているため、出先で不便を感じることがない。 フロント部分には、500cのペットボトルが2本入るほどのポケットも装備。またアルミ製の丈夫なコンビニフックもポケット上側に装備されている。
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エンジン
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水冷4ストローク4バルブSOHCの単気筒155ccエンジンを搭載する。最高出力は15ps、最大トルクは14N・mで、軽量・コンパクトな車格に対して十分な動力を持っている。
ボア×ストロークは58mm×58.7mm。ほぼスクエア設計のロングストロークエンジンで、低速から十分なトルクを発生するタイプだ。
プログレッシブピボットマウントの採用により、エンジンの不快な振動をなくし、快適な乗り心地を実現している。
足回り
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フロントのサスペンションは一般的なロードスポーツと同様のテレスコピックフォークを採用。リヤはサスペンションユニットを水平近くまでレイダウンさせたモノクロスサスペンション。コシのある乗り心地を実現するとともに、デザイン面ではショックユニットを車体の中心に隠すようにレイアウトできるためスッキリとしたリヤビューの形成に役立っている。
サスペンションは前後とも硬めにチューニングされているが、シートのクッションが厚く設定されているため乗り心地は良好。
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前後ブレーキはフロントが267mmのウェーブ形状のシングルディスク、リヤは245mmのサークル形状のシングルディスクを採用している。
走り
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高速道路での100km/h巡航もこなせる。ホイールベースが1,405mmと長めに確保されているため、コンパクトなボディながら、高速域でもすぐれた直進安定性を確保している。
ただし、ウインドスクリーンの被風性は一般的な小型スクーター並み。より高いウインドプロテクションを求めるなら社外パーツの導入を検討したい。
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ワインディングでは、フロントフォークがしっとりと動き、奥の方で踏ん張ってくれる。リヤサスペンションの乗り味は硬めだが、ダンパーが大きく動けば動くほど、しっとりと路面を捉えてくれる印象。
ライディングポジションは、シートストッパーがあるためかなりタイトなスポーティーなライディングポジションになる。
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こうしたスポーティな装備のほかに、7.4Lの燃料タンクや、使いやすいシート下トランク、丈夫なアルミ製コンビニフック、時計付きで見やすいメーターパネルといった多彩な装備もある。スポーツ性、利便性、快適性、この3つを兼ね備えた非常に使い勝手のいいコンパクトスクーターだといえる。
査定士のコメント
モトメガネ編集部
日常の足プラスαといった使い勝手に優れたマシンだけに、高年式&低走行の方が高価買取が望める。外装の綺麗なマシンならさらにUPするはずだ。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります