朝読書にオススメ。パンにまつわるエッセイを集めた一冊『こんがり、パン』

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『こんがり、パン』

以前、カフェボンボンでご紹介した本が文庫化されました。パン好きさんにおすすめのパンアンソロジー。津村記久子、穂村弘、佐野洋子、川上弘美、山口瞳、池澤夏樹、長田弘らのパンにまつわる40人のエッセイ集です。幸福と郷愁に満ちたパンの時間をお楽しみください。

こんがり、パン
出版社:河出書房新社

パンの時間、パンの幸せ。それは本当にもう人それぞれで、パンに寄せる思いもずいぶん違う。

江國香織さんの思い出のフレンチトーストは、恋人との幸福な朝食と結びついている。夜中にこっそりハチミツパンを食べるのは穂村弘さん。パンが秘密めくのは滴る蜜のせいかも。パンってそそられるものなのです。

増田礼子さんは子どもの頃「ろばのパン屋さん」のパンに片恋をした。蜜の少ないクリームパンに感じたのは「甘い悲しさ」だった。香ばしいパンの匂いは、ほろ苦い思い出も呼び覚ます。

詩人の朝食、ショウガパンの物語、田園のサンドイッチ。味わい深いパンの話がつまった一冊、お楽しみください。

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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