出会い系アプリを悪用 夫婦で詐欺 被害1000万円以上か【広島】

出会い系アプリで知り合った男性に、結婚できるとウソをつき現金400万円をだまし取ったとして、府中町に住む夫婦が逮捕されました。被害額は1千万円以上にのぼるとみられています。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、安芸郡府中町の無職の女(27)と派遣社員の男(29)の夫婦です。警察によると2021年12月から2022年1月の間、2人は共謀して県内に住む会社員の男性に対し、容疑者の女の金銭問題が解決すれば結婚できるとウソのメールを送信。女名義の口座に2回に渡り、現金合計400万円を振り込ませ、だまし取った疑いです。女が借金返済名目のメッセージを送り、男は金を引き出していたとみられています。

調べに対し、女は「ウソをついて金をだまし取りました」と、男は「妻が結婚する約束をしてお金をだまし取った。そのことを妻から聞いていた」と話しているということです。

被害男性と女は2021年11月に出会い系アプリを通じて知り合ったということですが、直接会ったことはないということです。

被害男性は同月から2022年3月まで間、複数回に渡り、親族の医療費名目などでも総額1千数百万円を振り込んでいたとみられ、警察が余罪を調べています。

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