6日夜、愛媛県松山市沖でプレジャーボートが貨物船と衝突し沈没する事故がありました。
子ども3人を含む11人が海に投げ出されるなどしましたが、全員、無事救助されました。
(城 健大呂記者)
「現在時刻は午前1時10分を回ったところです。赤色灯を点けた巡視艇でしょうか、海にライトを向けている様子が見えます」
松山海上保安部によりますと、6日午後10時半ごろ、松山市の鹿島沖でプレジャーボート「とく丸」4.9トンと貨物船「第22大盛丸」698トンが衝突しました。
「とく丸」はまもなく沈没し、乗っていた3歳の女の子を含む子ども3人と大人8人のあわせて11人が海に投げ出されるなどしましたが、大盛丸の作業船に救助され、無事だということです。
11人は救命胴衣を着けていて、事故発生からおよそ30分で全員、救助されたということです。
「とく丸」は松山市内の会社が所有していて、6日は従業員とその家族が乗り、今治市で開催されたおんまくの花火大会を見た後、高浜港に帰っていたということです。
海上保安部は、安全確認が不十分だったとみて、業務上過失往来危険の疑いでそれぞれの船長から事情を聞いています。