関東大震災を「追体験」 平塚で3代目起震車の引き渡し式

平塚市が導入した3代目起震車。関東大震災の揺れを「追体験」する落合市長(中央)=平塚市浅間町

 震度7までの過去の震災や予想される大地震の疑似体験ができる起震車を導入した神奈川県平塚市で7日、引き渡し式と乗車体験が行われた。落合克宏市長ら市幹部が試乗し、1923年に発生した関東大震災の揺れを「追体験」し、有事に備える重要性をアピールした。

 今夏に導入した起震車は3代目で前後、上下、左右の3軸による本格的な揺れが体験できる。関東大震災や2011年の東日本大震災、16年の熊本地震などを再現できるほか、東南海地震や南海トラフ地震など「想定される地震」の揺れも設定できる。モニターにはCG映像などで街並みの被害状況も映し出される。

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