人工肛門ケア、VRで習熟 宮崎大医師らアプリ開発

ストーマ(人工肛門)ケアのためのVR(仮想現実)アプリの試作映像を使ったデモンストレーション=7日午前、宮崎市・宮崎大清武キャンパス

 宮崎大医学部(宮崎市)の医師、看護師らでつくるプロジェクトチームは、ストーマ(人工肛門)利用者らがケア方法を習得するためのVR(仮想現実)アプリの開発を進めている。アプリを通じ、ストーマに慣れた人の動作を主観視点で疑似体験することで、排せつ物をためる袋状の「パウチ」着脱やストーマ周辺の洗浄などの習熟を目指す。チームは「当事者の不安解消、医療者の技術習得につなげる」と意気込んでいる。

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