ウィリアム・フリードキン氏死去 「エクソシスト」監督

ウィリアム・フリードキン氏(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】米アカデミー賞作品賞などに輝いた「フレンチ・コネクション」(1971年)や、ホラー映画「エクソシスト」(73年)など数々の名作を世に送り出した米映画監督のウィリアム・フリードキン氏が7日、肺炎と心不全のためロサンゼルスの自宅で死去した。87歳だった。米紙ニューヨーク・タイムズなどが報じた。

 35年、中西部シカゴ生まれ。高校卒業後、地元テレビ局で郵便集配の職に就き、程なく番組制作を担当。60年代前半に手がけたドキュメンタリーが高い評価を受けた後、ロサンゼルスへ移り、監督として長編映画に取り組んだ。

 「フレンチ・コネクション」はアカデミー賞の監督賞も獲得。「エクソシスト」はチケット売り上げが2億ドル(現在の価値で約13億ドル、約1850億円相当)を超える大ヒットとなり、ハリウッドで最も注目される映画監督の一人となった。

© 一般社団法人共同通信社