全国的な猛烈な暑さは、日本の東に中心を持つ太平洋高気圧が日本の上空を覆い続け、南から熱を帯びた空気が流れ込んでいることが要因になっている。高気圧は下降気流を発生させるため雲ができにくく、日差しが強くなり、気温が上がりやすくなっている。
特にここ数日は、台風6号から暖かく湿った空気が本州にも入り、山を越えて熱を帯びた風が吹き下ろす「フェーン現象」で日本海側が高温になる傾向になっている。
福井県坂井市三国町では5~7日の3日連続で全国2位の気温が観測された。福井地方気象台の担当者によると、同地点の観測場所は海に近く、南からの風が坂井平野などでさらに熱を帯びて吹き込むため、現在の気象条件では極端に気温が高くなっているという。
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気象台によると、福井県内では7月下旬から最高気温が平年に比べ3、4度高い状況。福井市では夜も気温が25度を下回らない熱帯夜が同25日以降続いている。8日の予想最高気温は福井市37度、大野市35度、敦賀市34度。県内は13日ごろまで35~37度の日が続く見込み。
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7日は県内のところどころで未明から午前にかけて雨が降ったが、福井市では7月20日以降、0.5ミリ以上の雨は観測されていない。8日以降は台風6号の影響で曇りがちな天候になる見通し。
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