中島啓太のプロ2勝目のセッティング 3Wに鉛のひと工夫

中島啓太がテーラーメイドのクラブで今季2勝目をマークした(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 最終日(6日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)◇雨(観衆2299人)

中島啓太は予選落ちに終わったメジャー「全英オープン」から帰国した後、3Wをテーラーメイドのステルス2 プラスから、以前使用していたSIM2 MAXに戻した。

「14本で迷うクラブは1本もなかったんですけど、唯一気になるとしたら3Wだった。もっと“伸びしろ”があると思って」。自宅から引っ張り出してきたのが、2021年「パナソニックオープン」でアマチュア優勝を達成した当時のモデル。ソールにある鉛テープは、1枚が中島本人が、もう1枚がテーラーメイドのスタッフによって貼られたもの。「少し捕まりやすかったので鉛をトウ側に1枚貼ってもらった」(中島)という。

帰国後2試合目で今季2勝目をマーク。広めのフェアウェイの両サイドには深いラフやブッシュ、ペナルティゾーンが多く、神経を使う横浜CCを丁寧に攻めた。決勝ラウンド両日のパーオン率88.89%(16/18)はいずれも1位。

5月「ミズノオープン」から使用している削り出しパター、テーラーメイド TPリザーブ B11で「ASO飯塚チャレンジド」に続き早くも2勝目をマークした。

5月に投入したパターで今週も最終日最終組を戦った(撮影/中野義昌)

<中島啓太セッティング>
ドライバー:テーラーメイド ステルス2 プラス ドライバー(9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD CQ(長さ45.25インチ、重さ60g台、硬さX)
グリップ:ゴルフプライド Z-GRIP

フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM2 MAX フェアウェイウッド(3番15度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD XC(60g台、X+)

ユーティリティ:テーラーメイド ステルス2 レスキュー (19度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD プロトタイプ

アイアン:テーラーメイド P7MC アイアン(4、5番)、P7MB アイアン(6~9番)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX LS(6.0)

ウェッジ:ミルドグラインド 3 ウェッジ(46、52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド AMT(46、52度)、EX ツアーイシュー(56、60度)

パター:テーラーメイド TPリザーブ B11

ボール:テーラーメイド TP5 ボール(2021年)

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