米、軍事政権と直接対話 ニジェール、権力返還を要求

6日、ニジェールの首都ニアメーで旧宗主国フランスへの反感を示すクーデター支持派(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米国務省のミラー報道官は7日の記者会見で、クーデターが起きたニジェールの軍事政権と直接対話し、バズム大統領に権力を返還するよう要求したと明らかにした。国務省と軍事政権との直接対話が明らかになるのは初めて。国務省はバズム氏とも7日、連絡を取った。

 バイデン政権は、民主的に選ばれたバズム政権が正統な政府だとの立場を貫いており、政情不安がクーデターかどうかの判断も示していない。ミラー氏は軍事政権側と、どのレベルで対話しているのかは明らかにしなかった。

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