雨のタデ原湿原に吹き抜ける涼風 きょう8日は二十四節気「立秋」【大分県】

散策中、咲き始めたヒゴタイを眺める観光客=7日、九重町田野

 8日は二十四節気の一つ「立秋」。暦の上では秋の始まりとされる。九重町のタデ原湿原は7日、小雨が降る中、時折涼しい風が吹き抜けた。

 観光客は湿原内の散策を楽しみ、咲き始めたヒゴタイを観察する人もいた。友人と旅行で訪れた別府市関の江新町の無職吉本雅雄さん(75)は「蒸し暑い日が続いているが、ここは高原ならではのきれいな空気で涼しい。来て良かった」と笑みを浮かべた。

 長者原ビジターセンター(九重町田野)によると、ヒゴタイは盆過ぎに見頃を迎える。「ぜひ足を運んでほしい」とPRした。

 大分地方気象台によると、7日の県内は湿った空気の影響で雨や曇りとなり、最高気温は軒並み平年を下回った。

 各地の最高気温は▽日田 33.0度(平年34.3度)▽玖珠 31.9度(同32.6度)▽中津 31.7度(同32.6度)―など。大分市は30.9度(同32.7度)だった。

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