「本県から頂点」支援実る 大岐選手テニス宮崎県勢初V 全国高校総体

シーガイアテニスアカデミーの小林真吾コーチ(右から2人目)。大岐優斗選手(中央)を幼少期から指導してきた。左端は佐土原高の横山良輔監督=7日午後、北海道・苫小牧市緑ケ丘公園庭球場

 北海道で開かれた全国高校総体(インターハイ)テニス競技で男子シングルス1、2位、ダブルス2位、団体3位と輝かしい成績を収めた佐土原高。背景には、3年でエースの大岐優斗選手を中心とする「大岐プロジェクト」と銘打った、本県から日本一を目指す関係者の連携とサポートがあった。
 大岐選手はジュニア時代から宮崎市のシーガイアテニスアカデミーで練習し、小6で全国準優勝。中学でも活躍し県外強豪校進学も考えたが、練習環境は変えたくなかった。同アカデミー・ジュニア部門ヘッドコーチの小林真吾さん(44)、佐土原高テニス部の横山良輔監督、前校長の萩尾英司さん(60)=現県スポーツ施設協会常務理事=らが協力し、拠点はシーガイアとしつつ同校テニス部でも練習する仕組みとした。

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