長谷川VSやす子、一発ギャグ対決!「芸歴30年でやるネタじゃない」

花やしきが、「浅草花やしき開園170周年記念イベント」を8月7日(月)の『花やしきの日』に開催した。
イベントには、お笑い芸人の錦鯉の二人と、やす子が登壇し、トークセッションを実施した。錦鯉・長谷川は、リニューアルしたお化け屋敷にちなみ、お化け風の天冠を着けて登場。忍び足で近付き、やす子を驚かせた。トークセッションでは、「誰と一緒に花やしきに来たいですか?」という質問に対し、やす子が「隆さん(錦鯉・渡辺隆さん)と来たいなあと思います。隆さん、前にテレビ局の廊下ですれ違ったときに『やす子、綺麗になったな』と言ってくれたんです」と暴露。また、170周年を記念して制作された花のオブジェを完成させるお手伝いをしたほか、錦鯉・長谷川とやす子には、一発ギャグ対決にもチャレンジしてもらった。囲み取材では、やす子さんが長谷川さんについて「雅紀さんはうちのお母さんよりも年上なんですよ。今日、雅紀さんが頭に着けてる三角、似合いすぎて心配になっちゃいますね」とコメントし、会場の笑いを誘った。

イベントは、8月7日の『花やしきの日』に当園が開園170周年を迎えたことを記念して開催。まず、代表取締役・西川豊史から、ご挨拶と新エリアについての説明があった。「花やしきの日に170周年を迎えられたこと、大変嬉しく思っております。これも花やしきに携わってくださった皆様のおかげです。全ての方に感謝しております。花やしきは、江戸時代 嘉永6年(1853年)、いわゆる歴史的にはペリーが来航した年に、牡丹や菊などのお花を楽しめる花園として誕生しました。その後、明治時代に入ると遊具が置かれるようになり、同時に動物の展示も始まります。関東大震災では苦難もありましたが、戦後昭和24年、現在のような『遊園地 浅草花やしき』としてスタートしました。そんな中で、本日8月7日『花やしきの日』に170周年を迎えたということ、そしてコロナが第五類に移行したことを契機に、屋内エリアを中心にリニューアルをいたしました。歴史や花をモチーフに、デジタルの要素をかけ合わせた新しいコンテンツを導入しております。また、花やしきといえばお化け屋敷ですが、こちらは場所を移動してスペースも広げ、リニューアルオープンいたしました。お花見ができる飲食スペースも用意しましたので、多くの方にお楽しみいただけましたら幸いです。今後も皆さまから愛され、楽しんでいただき、笑顔であふれるリアルな“場”を目指してまいります」と喜びと今後の抱負を語った。

そして、ゲストの錦鯉と、やす子が登場。かと思いきや、錦鯉・長谷川雅紀の姿が見えない。相方の渡辺隆は「雅紀さんはさっきローラーコースターに並んでましたね。まあ、いないことも多々あるんで良いでしょう」とのことで、イベントは続く。まずお二人から170周年について「本当にめでたい!」「おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べる。花やしきには昔遊びに来たことがあると話す渡辺と、その一方で、初めて花やしきに訪れたというやす子。園内を見た感想について、やす子が「上京して4年なのですが、すぐにコロナが始まってしまったのでなかなかこういう施設に来る機会が…」とコメントをしている途中で、天冠を付けた長谷川が忍び足で登場。突然大声を発し、やす子を驚かせた。そのままセンターに移動した長谷川が改めて「こんにちはー!」とお馴染みの挨拶を行うと、やす子も負けじと「こんにちはー!」と大きな声で挨拶。開始からしばらく経ったのにも関わらず、まだトークの本題に入れていないことをMCから突っ込まれ、ようやくトークセッションが開始した。

まず、MCから「花やしきで気になっているアトラクションはありますか?また、誰と一緒に花やしき来たいですか?」と質問が。渡辺は、「夜の飲み屋に行く前の同伴でここに立ち寄りまして、ローラーコースターに乗ってから、お店に行きたいです」と回答した。続いてやす子は、「自分は『パノラマ時間旅行』を体験したいです。過去から現代までの映像が見られると聞いて、そこにはぜひ、隆さん(渡辺さん)と行きたいなあと思います」と答え、会場をどよめかせる。やす子は「隆さん、前にテレビ局の廊下ですれ違ったときに『やす子、綺麗になったな』と言ってくれたんです。そこから“男”として見ています。はい~」と暴露。これに対し渡辺は「花やしきで何かが芽生えるかもしれませんね。今日はメディアも入ってますし、大スクープですよこれは」と笑顔を見せた。また、長谷川は「僕は新しい物好きなんでね、お化け屋敷に注目しています!」と、本リニューアルの目玉であるお化け屋敷についてコメント。やす子が「私、お化け屋敷苦手なんですよ~」と苦々しい表情を見せると、長谷川は「花やしきのお化け屋敷は大丈夫なお化け屋敷だから!やす子でも入れるよ!」とフォロー。しかし渡辺からは「『大丈夫なお化け屋敷』は逆にダメだろ!」と突っ込まれ、いまいち噛み合わないやり取りに笑いが起きた。

続いて、話題は夏休みの思い出に。やす子は「私は山口県出身なのですが、海で“モリ突き”をしていました。水泳部で潜るのがすごく得意だったので、夏休みの間だけみんなから『先生』と呼ばれていました」と、満面の笑みを浮かべながら当時を振り返った。長谷川は「僕はねえ、自由研究ってあったでしょ。あれで“雲絵日記”というのを描いてたんです。毎日公園にいって、丘の上から見える雲をスケッチして『今日は犬に見える』とか『恐竜に見える』とか書いてました。でもどうしても例えられない形の日があって、『わたあめに似てる』って書いちゃったんです。それ以来、二日に一回くらいわたあめに見えちゃって…」、渡辺は「父と釣りに行ったとき、あまりにも釣れなくて飽きちゃって。近くに牡蠣の養殖場があったので、そこに獲りに行こうと裸足で入ったんですけど、牡蠣の殻ってすごいギザギザじゃないですか。痛くて、そこから一歩も動けなくなっちゃったんです。親父が急いで助けに来たんですけど、親父も裸足で入っちゃったので俺を抱いたまま抜け出せなくなり、最終的に屈強な管理人が俺を抱きかかえた親父ごと助け出してくれました」と、懐かしそうに語った。

トーク終盤には、開園170周年を記念して作られた『花のオブジェ』が登場。この花のオブジェはまだ完成しておらず、あと3本の花を挿すと完成ということで、ゲストの三人が手伝うことに。やす子と錦鯉のお二人をイメージした花がそれぞれに渡され、3人はセンターにスタンバイ。「どこにしよっかな~」と可愛らしく迷うやす子の隣で、長谷川は自分の頭に花を挿すボケを見せる。それに対し渡辺から「報道陣、誰も笑ってなかったぞ」と突っ込まれる一幕もあった。

無事に完成した花のオブジェについて、長谷川は「おいしそうですね~」と謎のコメント。やす子は、「華やかすぎて敵に見つかっちゃいそうです!演習場には生えていない花ばかりです~」と楽しそうに答えた。さらに渡辺は「170周年に相応しい色合いで、華やかですね。素晴らしいお花だと思います」と堂々としたコメントを残し、長谷川は「花やしきのお偉いさんじゃないですよね?」と、渡辺の重役のような佇まいを笑った。

ここでやす子から「花やしき170周年ということで、皆さんを盛り上げるために、雅紀さんと一発ギャグ対決がしたいです!」と提案が。渡辺がすかさず「なめちゃだめよ。うちの雅紀さんは一発ギャグで食ってるんだから。雅紀さん、一発ギャグ何個持ってるんだっけ?」と長谷川に問いかけると、「500個あります。そのうち、ウケるのは3つ」とコメント。渡辺からは「打率が低すぎるだろ」と突っ込まれていた。そんなこんなで、一発ギャグ対決がスタート。先攻の長谷川は「やす子、先輩の勇姿を見ておけよ!」と自信ありげに前へ出るが「花やしき~おばけやしき~猿はうっきっき~」という幼稚なギャグを見せ、会場が静まり返る。対するやす子は、笑顔で「縦ウーパールーパー!」というシュールなギャグを披露。会場全体に不思議な空気が流れた。なかなか難しい対決となったが、MCから審判を頼まれた渡辺は「優勝は…やす子!ちょっと雅紀さんは、芸歴30年目にやるギャグじゃないのよ」という忖度のない判定を下した。結果に納得のいかない長谷川が「横ウーパールーパー!」とやす子のギャグをアレンジするも、渡辺からは「ハマってねえギャグをやるなよ」と苦笑されていた。

最後に、三人の将来の目標について聞いた。やす子は「私もこの世界で長く生きられる、芸能界の花やしきになりたいです!」と今後の活動に意欲を見せた。長谷川は「僕、最近10kgくらい太っちゃったので、まずは痩せたいです。そして、芸能界で長く生きられるように、芸能界の花やしきになりたいです」と宣言。渡辺に「やす子と同じじゃねえか」と突っ込まれた上に、やす子からも「先輩が後輩のマネしちゃだめです~!」と指摘を受けた。最後に渡辺は「僕たちは漫才協会というものに入っておりまして、これからは花やしきと共に、漫才協会ともども浅草を盛り上げていきたいです」とそれぞれの目標を明かし、和やかな雰囲気の中でイベントは締めくくられた。

<「浅草花やしき」 HP>

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