【台風情報】台風7号発生 気象庁発表 発達しながら北上予想 お盆の日本に影響も 海外予報機関の進路予想は 

「台風7号」が発生 発達しながら北上へ

気象庁は8日(火)午前9時に、南鳥島近海で台風7号が発生したと発表しました。今後、発達しながら次第に進路を北寄りへと変えて北上する予想です。11日(金)午前9時には強い勢力で小笠原の近海付近を中心とする予報円に達する見込みです。

アメリカ海軍の台風情報でも、8日(火)朝の発表で台風として発表しています。進路予想を見ると気象庁と同じように発達しながら北上する予想となっています。

ただ予報円は大きいため、進路予想はまだブレ幅が大きいことを表しています。

欧米の海外モデルも北上を示唆 ただ予想のブレ幅大きい

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行っています。数値予報で計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて、進路を確率的に予想するものです。その予想のばらつきが大きいほど予報円が大きくなります。

ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予想の結果を見ると、台風7号は北上する傾向はみてとれます。ただそのラインの先は、西日本へ向かうものから日本の東海上に向かうものまであり、進路のブレ幅は非常に大きいことがわかります。

アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報をみても同じような傾向です。北上するだろうということは言えますが、どこへ向かうのかを確定的に言える状況ではありません。

まずは台風6号に備えを 災害級の大雨のおそれ

一方で、台風6号は九州だけではなく太平洋側を中心に記録的な大雨となるおそれがあります。また暴風や高波にも厳重な警戒が必要です。まずは台風6号に対する備えをお願いします。

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