特殊詐欺の被害額増 都民に注意促すコールセンター公開

都内で発生している特殊詐欺の被害額が増加しているとして、都民に注意を促そうと、警視庁は8月7日、都内にあるコールセンターを公開しました。

オペレーター:「大切なお金を犯人に渡さないために、ATMでは携帯電話の通話をやめていただきますようお願いいたします」

8月7日公開されたのは、特殊詐欺の被害を防止する目的で警視庁が設置するコールセンターです。都民に対し、特殊詐欺の手口や地域で不審な電話が入っていることなどを伝え、注意喚起を行っています。

都内における特殊詐欺の認知件数は今年の上半期、1402件で、去年の同じ時期と比べると30件少なくなっています。しかし、被害額は約37億7千万円で、去年よりも10億円以上増えています。特殊詐欺の被害は電話から始まるケースが多いことから、警視庁は留守番電話の設定を促しています。

江口犯罪抑止対策官:「まず相手が誰か、声を聞いてから、知っている人だと思ったら電話をとってもらうと。被害額は以前に比べてかなり増えてしまっておりますので、こういった対策は継続してやる必要がある」

© TOKYO MX