平和への誓い新たに 広島原爆投下78年で鎮魂祈る 「核廃絶の運動続ける」/岡山・津山市

広島の原爆投下から78年の6日、岡山県被爆者会津山支部(山本弘支部長、15人)は、神楽尾公園=同県津山市総社=の美作地区原爆慰霊碑前で祈念式を開き、犠牲者の鎮魂を祈るとともに、平和への誓いを新たにした。

約35人が出席。同支部事務局で県美作被爆二世の会会長・木原賢一さん(68)が「世界はいまとても不安定な状態。平和の大切さをしっかりアピールしていきたい」とあいさつ。

一人ひとりが慰霊碑に向かって手を合わせたあと、午前8時15分の投下時間に合わせ、ラジオから流れる広島平和公園の鐘の音に合わせて黙とうした。

山本支部長(97)は「ややもすれば戦禍を忘れがちな時代。核兵器の使用を示唆する国もある。被爆者、二世は核兵器廃絶の運動を続けていく」と述べた。

© 津山朝日新聞社