『呪術廻戦』29話、中村悠一と櫻井孝宏の演技に震えた…「五条と夏油がこの二人で良かった」「感謝しかない」

TVアニメ『呪術廻戦』第2期の最新話・第5話(第29話)「玉折」では、ついに五条と夏油の過去編「懐玉・玉折」が終了。ショッキングな結末と、櫻井孝宏さん・中村悠一さんの演技が大反響を呼びました。SNSの感想とともに、話題になった点を振り返ります。

※記事の性質上、物語の内容に触れています。

アニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」メインビジュアル

堕ちていく夏油…櫻井孝宏の表現力に「圧倒された」

呪術師として弱き人間である“非術師”たちを守ってきたが、彼らの醜さや犠牲となる仲間を目の当たりにし、心を病んでいく夏油。

呪霊がいない世界を作るには、それを生み出す原因となる非術師──つまり“ただの人間”を排除するのが有効手段であるという考えに至り、任務中、ついに非術師を手にかけてしまいます。

あまりにショッキングな展開に、SNSでは「夏油がなぜ後に“最悪の呪詛師”になったのか……色々な感情が混ざり合って無理」「“弱きを助け強きをくじく”信念を持っていた彼が、“強きを助け弱きをくじく”に変わってしまった」「夏油傑ううう、おまえの葛藤があああ、痛いーーー(泣)」と心を痛めた人々の声があふれました。

夏油を演じる櫻井孝宏さんには、「夏油の迷いや苦しみが痛いほど伝わって、櫻井さんの演技に圧倒された」「病んでいく夏油。村の人を手にかけてから、全てが吹っ切れたように明るい声になってて鳥肌たった」「やっぱり櫻井は唯一無二」といった称賛が。

正義感が強いあまり葛藤する夏油の絶妙な心理描写に、いかに櫻井孝宏さんの声がハマっていたか、その反響が窺えました。

感情を露にする五条──中村悠一の“縋るような声”が最高

そんな夏油のことを高専で聞き、「んなわけねえだろう!」とめずらしく激高する五条。新宿にいた夏油を問い詰め、バカげたこと(非術師の排除)をやめさせようとします。

しかし、以前は「私たちは最強」と言っていたにも関わらず、今回は「もし私が君になれるなら──」と、五条と自分の能力差に言及する夏油。

二人が「最強の呪術師」と「最悪の呪詛師」に袂を分かつ切ない場面に、「新宿での邂逅、五条がサングラスしてなくて、六眼使って全力で探し回ってた感じがウゥッてなる」「五条が夏油の言葉を否定できない、詰まった描写がよかった」「最強の2人で一生バディ組んでてほしかった」とつらくなる人が続出しました。

感情を露にした中村悠一さんの演技にも、「五条から夏油への問いかけが責めるとかじゃなく、何かの間違いだよな?って縋るような声だった」「中村悠一さんの五条悟の演技、解釈一致どころか五条悟過ぎて神」「んなわけねえ!ってキレてた五条が、夏油と話す時は静かに必死な感じで説得してて、感情の上下がリアルだった」と感心の声が。

五条と夏油を演じたふたりには絶賛の声が相次ぎ、「櫻井孝宏パネェー!!中村悠一もパネェ!!」「何度も中村悠一&櫻井孝宏に情緒ボコボコにされた」「懐玉・玉折は音声だけでも楽しめるよなあ」「中村さんと櫻井さんで本当に良かった」と、櫻井さんと一緒に中村さんの名前も翌日までトレンド入りし続けました。

『懐玉・玉折』の終わりに「泣けてくる」「つらすぎた」の声

5話に渡り放送された、五条と夏油の“アオハル”エピソード「懐玉・玉折」。二人のその後がわかる『劇場版 呪術廻戦 0』をまだ鑑賞していない人や、原作を読んでいない人には、「辛すぎて“おかわり”できない」「簡単には友達におすすめできない…」という戸惑いもあるようです。

同時に、「ひたすら五条と夏油が尊かった」「振り返ってみると全てが輝いて見えて。いつか別れが来る青春っていう、皆が過ごしたものを凝縮した感じだった」「五条には、親友とのかけがえのない大切な時間だもんな。泣けてくる」など、やはり二人の“アオハル”感に泣かされた人も。

五条がまだ子供の伏黒恵に会い「強くなってよ。僕に追いていかれないくらい」と言うシーンでは、「きっと五条は、夏油と一緒に呪術師やりたかったんだろうな…」と思いを馳せる人も見られました。

次回からは舞台を現代に戻し、ついにあの大事件「渋谷事変」へと突入。五条や生徒たちを襲う“呪い”の正体とは? TVアニメ『呪術廻戦』第2期に、引き続き注目です。

(執筆:ナツキ)

TVアニメ『呪術廻戦』作品情報

●第1期
Blu-ray&DVDシリーズ 第1巻~第8巻発売中!
TVシリーズ 各動画配信サービスで配信中!

●第2期
7月6日から毎週木曜23:56~MBS/TBS系列全国28局にて放送開始!
「懐玉・玉折」PV第2弾配信URL

<イントロダクション>
少年は戦うーー「正しい死」を求めて
集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中の、芥見下々による漫画作品『呪術廻戦』。
2018年3月から連載が開始され、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描き、既刊20巻にしてシリーズ累計発行部数は驚異の7,000万部を突破。

2020年10月から2021年3月までは毎日放送・TBS系列にてTVアニメ第1期が放送され、国内のみならず全世界で大きな反響を呼んだ。さらに、同年12月24日、第1期の前日譚にあたる物語が描かれる『劇場版 呪術廻戦 0』を上映し、全世界で一大ムーブメントを巻き起こした。

そして、2023年に放送が決定している第2期で描かれるのは、五条 悟と夏油 傑の高専時代の物語「懐玉・玉折」。劇場版にて示唆された五条と夏油の決別した過去がついに明らかとなる。

さらに、連続2クール内にて「懐玉・玉折」の後、第1期から続く時間軸の物語「渋谷事変」も描かれることが決定。10月31日、ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が下ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。単独で渋谷平定へと向かう五条だが、これは夏油や真人ら呪詛師・呪霊達による罠だった…。虎杖、伏黒、釘崎といった高専生のメンバーや呪術師たちも渋谷に集結し、かつてない大規模な戦闘が始まろうしていた。呪いを廻る壮絶な物語が再び廻りだすー

<「懐玉・玉折」ストーリー>
最強の2人 戻れない青い春

2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。
2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。

そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条 悟と夏油傑。

呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。

依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。

呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体”の暗殺を狙い介入する…。

後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる―。

【STAFF】
原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東 潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳 圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA
【CAST】
五条 悟:中村悠一 夏油 傑:櫻井孝宏
家入硝子:遠藤 綾
天内理子:永瀬アンナ
伏黒甚爾:子安武人
【主題歌】
オープニングテーマ:キタニタツヤ「青のすみか」 (Sony Music Labels)
エンディングテーマ:崎山蒼志「燈」 (Sony Music Labels)
<公式サイト>jujutsukaisen.jp <公式twitter> https://twitter.com/animejujutsu
<コピーライト表記>©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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