岡山県は8日、芸術文化活動で顕著な成績を収めた県ゆかりの個人・団体に贈る「岡山芸術文化賞」の受賞者を発表した。最高賞のグランプリは、洋楽分野で東京芸術大1年青山暖さん（18）＝バイオリン、岡山市出身、美術で明誠学院高3年の森元陽莉さん（17）＝書道、映像で映画監督の山崎樹一郎さん（44）＝真庭市＝を選んだ。
主に2022年度実績を踏まえて選考した。青山さんは若手奏者の登竜門とされる日本音楽コンクールで第2位を獲得。森元さんは全日本高校・大学生書道展の漢字部門で大賞に輝いた。山崎さんは真庭市を舞台にした長編映画「やまぶき」がカンヌ国際映画祭で独立系作品を集めた「ACID部門」に選出された。
準グランプリは5人1団体、ジュニア奨励賞は2人5団体、地域貢献賞は1人1団体。16日にルネスホール（岡山市北区内山下）で表彰式を開く。
岡山芸術文化賞は県が1999年度に創設し、今回が24回目。
他の受賞者・団体は次の皆さん。（敬称略）
【準グランプリ】演劇 河合穂高（岡山大、兵庫県たつの市）▽洋楽 徳田旭昭、薮井佑介（岡山市）▽総合 三戸秀平（同）▽舞踊 山下佳陸（創志学園高）同高ダンス部（岡山市）
【ジュニア奨励賞】美術 梅本龍茉（備前市立吉永小）▽舞踊 森野留奈（環太平洋大）▽洋楽 岡山学芸館高吹奏楽部（岡山市）倉敷少年少女合唱団（倉敷市）創志学園高マーチングバンド部（岡山市）▽美術 明誠学院高書道部、同高美術部（同）
【地域貢献賞】美術 岩垣正道（真庭市）▽演劇 喜之助人形劇フェスタ実行委員会（瀬戸内市）
