「浜松市の対応は慎重さを欠く」天竜区の盛り土崩落問題 第三者委が報告書で指摘

2022年9月、浜松市天竜区で発生した盛土の土砂崩れについて、第三者委員会が検証した報告書がまとまり、市の対応について「慎重さを欠く」ものだったと指摘しました。

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2022年9月、台風15号の大雨によって浜松市天竜区緑恵台の盛り土された土砂が崩落し、住宅3棟が倒壊し住人3人がけがをしました。

第三者による検証委員会は、市の行政対応について検証した報告書を8月7日、浜松市に提出しました。

報告書では、土砂崩落の原因などについて2013年12月以降の土砂の搬入が崩落を拡大させた要因と考えられるとまとめました。

また、土砂搬入や安全性に関する市民の相談などについて、市の対応は土地所有者から事情を聴取するだけで、調査・検討が行われておらず、慎重さを欠く対応だったと今後の改善を求めました。

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