【MLB】エンゼルス、7連敗 不運な連打で最終回に悪夢 大谷は2安打で得点に絡む

写真:2安打で得点に絡む活躍を見せた大谷翔平

ジャイアンツが9回の猛攻で連敗を脱出した。ジャイアンツは4回に6番パトリック・ベイリーのタイムリーで先制。その後、大谷翔平の二塁打をきっかけにエンゼルスが逆転に成功するが、すかさず5番JD デービスのソロ本塁打で同点に。その後、エンゼルスが1番ルイス・レンヒーフォのタイムリーで勝ち越し、3対2で最終回へ。しかし、クローザーのカルロス・エステベスが再び乱調。9回に一挙6失点を許し、ジャイアンツが8対3で勝利した。エンゼルスはこれで7連敗となった。

ジャイアンツはエースのローガン・ウェブが先発。好投手に対して突破口をこじ開けたのは6回裏の先頭、大谷の二塁打だった。その後、二死となったが、クロンのタイムリーヒットでまずは同点。さらに続くモニアックもセンター前ヒットで続き、エラーの間に逆転に成功した。

エンゼルスの先発はここのところ復調しているパトリック・サンドバルだった。2失点を許し、降板時には同点に追いつかれたものの、6.2回を投げ8奪三振1四球2三振の好投。ここのところ負担がかさむブルペンを助けるパフォーマンスを見せた。

打線もサンドバルの奮闘に応え、同点とされた直後にランドール・グリチックの三塁打からレンヒーフォのタイムリーで勝ち越し。3対2とリードして最終回を迎えたが、再び悲劇が起こった。

クローザーのエステベスは、先頭への安打と四球でピンチを招いたとはいえ、運にも恵まれていなかった。逆転打となったベイリーの二塁打の期待打率は.140に過ぎず、続くマーク・マサイアスとラモンテ・ウェイド・ジュニアのヒットも打球初速112キロ(70マイル)を切る弱い当たりだった。

エンゼルスはこれで8月は未だに勝利なし。今日は8回表の時点で87%の勝利確率がある展開だったが、連敗は止まらなかった。

打線はこの連敗中も再三の粘りを見せており、先発ローテも昨日のシルセス、今日のサンドバルが好投し、決して悪いわけではない。ブルペンは近頃息切れしているが、8月に入って痛い2回のセーブ失敗を喫しているエステベスも、前半戦の大活躍とそれによる負担を思えば、到底責められないだろう。デッドラインで獲得したレイナルド・ロペスが忌引リスト入りで不在という不運にも見舞われていた。

大谷は4打数2安打1盗塁の活躍だったが、今日も勝利には結びつかなかった。

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